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ほくろの除去方法 自分で取る

もぐさでほくろ除去できる?メリット・デメリットは?

投稿日:2018年2月5日 更新日:

もぐさでのほくろ除去について、調べつくしてみました。

記事の最後で「もぐさの安全性」と「結局もぐさでほくろ除去しても大丈夫?」についてもご説明しています。

もぐさとは

「家で安くでほくろ除去できるなら使わない手はないでしょ~!!」と飛びついてしまいそうですが、安心安全のためにも「そもそもモグサって何だよ?」を知っておきましょうね。

もぐさ(艾)は、ヨモギの葉の裏にある繊毛を精製したもの。主にに使用される。

wikipedia「もぐさ」

もぐさって、シンプルに「お灸」に使うもの、とのこと。(※お灸については、次の項目で説明しますね。)

 

お灸とは

お灸についても、まずwikipedia先生を見てみます。

灸(きゅう、やいと)は,、経穴(つぼ)と呼ばれる特定の部位に対し温熱刺激を与えることによって生理状態を変化させ、疾病を治癒すると考えられている伝統的な代替医療、民間療法である。

wikipedia「灸」

シンプルにいうと、「ツボを熱で刺激して健康になると言い伝えられているもの」という感じでしょうか。

超個人的な話なのですが、お灸って激熱なのを何とか耐える!ほとんど罰ゲーム!みたいなイメージがありました。

ですが実際は、アチッアチッ!ってなるほど高熱にするのではなく、気持ちいい程度の温度で使うんだそうです。

 

お灸の温度

明治国際医療大学附属鍼灸センターの検証によると、米粒大のもぐさは約80℃半米粒大のもぐさは約60℃にまで温度が上昇したとのこと。

また、ドクター・リウ鍼灸院によると、米粒大~半米粒大くらいのお灸をおいたときの熱は「Ⅰ度熱傷」に値する、と指摘しています。

もぐさでのほくろ除去-お灸をしたときの熱傷(Ⅰ度熱傷)

皮膚のやけどをしたとき、「皮膚のどれくらいの深さまでダメージが及んでいるか」によって、上の図のように分類されています。

Ⅰ度熱傷だと、皮膚が赤くなって痛みがあるものの、約2~3日で治り、傷跡は残らないくらいのもの。

「熱傷」と聞くと大ごとのように感じますが、日焼けをして赤くなるのも、このⅠ度熱傷にあてはまります。

※使用するもぐさによって、温度が変わる場合があります。

wikipediaによると、もぐさは高級品ほど、点火しやすく、火力が穏やかで、半米粒大のもぐさでは、皮膚の上で直接点火しても、心地よい熱さを感じるほどである。とのこと。)

 

もぐさでほくろが取れる理由

もぐさでのほくろ除去-もぐさでほくろを取るイメージ図
※イメージ図

厚生労働省によると、「もぐさでのほくろ除去は、ほくろ部分をやけどさせて、皮膚を焼き切るようなもの」と指摘しています。

「~ようなもの」とやんわりとしか言えないのは、もぐさでのほくろ除去はあくまで民間療法であって、医療として確立されていないからだと思います。

(「火傷にアロエがいい!」という民間療法も同じですよね。「アロエの成分で火傷がおさまる!」とは言いきれないのと同じ。)

実際にもぐさを使ってほくろを取った方のブログを見させてもらうと、「ほくろの膨らみ部分がカサブタになったあと、ポロッと取れる」と書かれていました。

ということはやはり、もぐさの熱で、ほくろの膨らみ部分を焦がして取るのだと考えられます。

※ちなみに今から説明しますが、「ほくろが取れる」といっても、取れるのは「ほくろの盛り上がっている部分だけ」だと考えられます。

 

平べったいほくろは取れない

ほくろの構成上、平べったいほくろは取れない可能性が高いといえます。

もぐさでほくろ除去-ほくろとは

ほくろとは、メラニン色素を作りだす「メラノサイト」が、「母斑細胞(ぼはんさいぼう)」というほくろの細胞に変化し、それらが集まったものです。

ほくろは「皮膚にべったりひっついたもの」のように思われていますが、そうではありません。

皮膚の奥にかたまってできた「ほくろの細胞」が、皮膚の上から透けてみえているもの=ほくろ、ということです。

つまり、平べったいほくろの場合、ほくろの細胞があるところまで皮膚を焼かないと取れない!ということになります。

実際に使ったことがないので確かなことは言えませんが、もぐさをお肌の上に長時間おいたとしても、ほくろの細胞が取れるより前にひどい火傷をしてしまいそうな気がします。

また、ほくろの細胞がある場所には血管が通っていますし、痛くてたまらないんじゃないかな?と思います。

「私・俺は勇者だから全然いける!」って人以外には、普通におすすめしません。。

 

もぐさでほくろ除去をするメリット

客観的にみて、もぐさを使うメリットをあげてみます。

  • とにかく安い
  • 家で自分で調節しながらできる

とにかく安い

レーザーでのほくろ除去は、安くても4,000円はします(管理人調べ)。

ですが、もぐさでなら50g~100gくらいのものを約500円~1000円ほどで購入することができます。安い!!

それに、1度に使うのは米粒~半米粒くらい。お米一粒の重さは約23mgだそう(グーグル先生調べ)。

なので、もし50g1000円のもぐさを買ったとします。1gあたりは、1000÷50円=20円。

お米一粒は23mgなので、20×0.023=0.46円!

1回につき0.46円という激安の結果に。

これはあくまで参考値ですが、爆安でほくろ除去ができることが分かりました。これは魅力的。。

 

自宅で自分で調節しながらできる

もぐさでのほくろ除去は家で・自分でできるのもメリットの一つ。

「病院に行くのが面倒くさい」という人にはピッタリ!

口コミを見ると「親にほくろ取ることを許可されていない」という学生さんが、自分の部屋でこっそり使ってみた・・・という例もありました。

それに、もぐさなら「もぐさをどれくらいの大きさにしよう」とか「次はこっちのほくろを取ってみよう」とか、何もかも自分で調節することができます。

 

もぐさでほくろ除去で考えられるデメリット

何度も言ってすみませんが私はもぐさでほくろを取ったことがないので、口コミや体験談を参考に、デメリットをあげてみます。

  • やけどをする
  • やけどの跡が残る
  • ほくろが残る
  • ほくろが再発する

やけどをする

お灸はⅠ度熱傷にあてはまる、とご説明しましたが、これは「米粒大~半米粒大サイズ」を使ったときの話。

もしそれより大きいサイズのもぐさを置いてしまうと、温度が上がり、やけどをすることもあります。

「お灸の温度」の項目で、米粒大のもぐさは約80℃、半米粒大のもぐさは約60℃にまで温度があがったと説明しました。

ただ、約60℃のお湯を10秒、また、約80℃のお湯を1秒~2秒あてると、低温やけどをおこすことが分かっています。(大分こども病院

もぐさとお湯とでは性質が違うので、これらのことが、もぐさのときに必ず当てはまるかどうかは分かりません。

ですが、参考になることは間違いないと思います。

また、国民生活センターが、もぐさやほくろ除去クリームを使って被害にあった人たちの情報を提供していますが、その中にも「もぐさで火傷を負った」という例がありました。

もぐさでの温度調節が難しく、やけどをしてしまう人が多いように思います。

 

やけどの跡が残る

「やけどをする」に続きますが、もぐさの扱いを間違えるとやけどの跡が残ってしまうこともあるようです。

もぐさでほくろ除去-やけどの跡が残る可能性

もぐさを米粒~米粒半分くらいの量にすれば、Ⅰ度熱傷になると、先ほど説明しました。

ですが、もぐさの量が多すぎたりもぐさの質が悪い(もぐさは高級品ほど火力が穏やかだそうです!wikipedia先生談)と、火力が強くなりやすく、高温になることがあります。

もぐさで水ぶくれができるほどの熱は、Ⅱ度熱傷(Ⅱ度浅層熱傷のことが多い)になります。

真皮の浅い部分ならまだ跡は残りにくいのですが、深い場所にいくにつれ、跡は残りやすくなります。

 

ほくろが残る

ほくろの構造を考えたときに、ほくろの盛り上がっている部分だけは取れても、平べったいほくろ(色素沈着のようなもの)は残ると考えられます。

もぐさでほくろ除去-ほくろとは

「平べったいほくろは取れない」の項目でもご説明しましたが、ほくろは、皮膚の奥にあるほくろの細胞のかたまりが、透けて見えているものです。

つまり、もぐさでほくろの膨らみ部分だけは取れても、ほくろの根っこは取れません。

ということは、もぐさでほくろの膨らみを取っても、平べったいほくろ(もしくはシミのようなもの)が残る可能性が高いと言えます。

 

ほくろが再発する

上の「ほくろが残る」に続くのですが、もぐさでほくろの盛り上がりは取れてもほくろの細胞が残るので、ほくろが再発する可能性もあります。

ほくろの細胞は、細胞がある場所にもよりますが、紫外線などによって大きくなることがあります。

もぐさでほくろの膨らみを焼き切ったと思っても、皮膚のなかのほくろの細胞がいつの間にか大きくなり、またプクッと膨らんできた…ということもあり得るんです。

 

もぐさでほくろ取りの成功率を上げる方法

「お金がなくて、どうしてももぐさを試したい」という方もいらっしゃるでしょう。

私もせっかくもぐさについてここまで調べましたし、どうすればもぐさでのほくろ除去に成功するか?も、考えてみました。

 

もぐさのサイズを小さくする

もぐさのサイズが大きければ大きいほど高熱になるので、失敗(火傷)しないために、まずは小さいもぐさで試してみましょう。

口コミをみていると「いきなり大きいサイズでやって失敗した」という人がいました。

まずは、半米粒大くらいでやってみる。もし変化がなさそうなら、次は米粒大にしてみる。

というように、まずは小さめにしておいて、様子を見ながら大きさを変えてみてください。

 

ほくろの膨らみの上にだけもぐさを置く

膨らんだほくろが取りたい!という人は、ほくろの盛り上がっている部分にだけもぐさを置くようにしてみてください。

これも口コミで見たものなのですが、「ほくろの盛り上がってる部分じゃないところにもぐさを置いてしまって、激熱だった」とのこと。。

もしもぐさが落ちてしまっても火傷しないように、ほくろの周りにワセリンを塗って保護しておくのもいいかもしれません。

 

高級もぐさを使う

wikipedia先生によると「高級品ほど火力が穏やか」なんだそうです。逆に、「安物は火力が激しい」ということだと思います。

「火傷するのが怖い」という方は、ややお値段が高めなもぐさを使うと、火傷しにくいかもしれません。

 

もぐさは民間療法である

「もぐさでほくろが取れる」というのは、あくまで民間療法((昔から人々に伝わって使われてきた療法のこと。医療行為ではない。)です。

民間療法の例をあげると、「アロエで火傷が治る」とか「鼻血がでたら、首の後ろをトントンと叩く」があります。

もぐさでのほくろ取りも、あくまで「取れるらしいよ~」と伝わってきたもので、医療行為ではありません。

もちろん、皮膚科や美容外科で、もぐさでほくろを取っているところはありません。(もししていたら違法行為です!)

厚生労働省も、「もぐさでのほくろ除去は、古くからの民間療法的な方法でも、危険が伴うので避けたほうがよい。」と発表しています。

もぐさでほくろ除去をして、何があっても自己責任になります。

もぐさでほくろが取れるのは事実のようですし(取れなかったという口コミもありますが。もぐさやほくろの状況によって変わるのかも)、もぐさを使うことを真っ向から否定はしません。

ですが、メリットもデメリットもちゃんと納得して、十分気を付けられる人だけに、使ってほしいなと思います。

失敗して悲惨なことになっちゃうと、悲しいですからね。せっかくキレイになろうとしているのに。

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