レーザーや電気分解法でほくろを取ったときにでる「赤み」について調べました。
ほくろ除去の赤み
ほくろ除去を考えている方に覚えておいてほしいのですが(すでに取った方は体験されていると思います)、レーザーや電気分解法でほくろを取ったあとは、必ず赤みがでます。
上の写真のように、レーザーや電気メスでほくろを削ったあと、赤みがでます。
ほくろがあった場所のまわりまで赤くなることはありません。
また、血がにじんだように「真っ赤」になるのではなく、やや茶色ががったような赤みがでました(あくまで私の場合です、個人差があるかもしれません)。
赤みがでる原因
皮膚の細胞や血管の反応
皮膚に傷ができたとき(=ほくろを取ったとき)にでる赤みの原因について、第一三共ヘルスケアの公式サイトにこのように書かれていました。
傷の深さや場所によっては、数日の間に周辺が赤く腫れて痛んだり、熱を持つなどの「炎症」がみられることもあります。これは、傷を治そうとして皮膚の細胞や血管がはたらく正常な生体反応として起こる場合もありますし、細菌に感染して起こる場合もあります。
(第一三共ヘルスケア公式ウェブサイト)
ほくろを取ったあとに赤みがでるのは、傷が治っているときの正常な反応のこと。
ほくろを取ったあと、必ずといっていいほど赤みがでますので「もしかしてほくろが取り切れてないの?」とか「ほくろ除去失敗しちゃったの?」と心配する必要はいりませんよ。
細菌に感染している
ほくろを除去したあと、細菌に感染して化膿すると、赤みがでることもあるようです。
取ったほくろの部分だけでなく、そのまわりにも赤みが広がっていたら、細菌感染の可能性があります。
ただ、切開法ではなく、炭酸ガスレーザーや電気分解法で除去したときは、めったに化膿しないとの指摘もあります。
ほくろを取る場合、極端に大きなものでない限り、ほとんどの場合レーザーで削って取ることが可能です。昔から行われている切って取り方法に比べ、感染する確率は、切る場合に比べて低くほとんど化膿しません。
(つかはらクリニック公式サイト)
また、顔のほくろよりも、体(手足など)のほくろを取ったときのほうが、化膿する可能性があがるとのこと。
顔以外の手足や体幹(胸、腹部、背中、殿部など)は、顔面に比べると少し血行が良くないので、ほくろをレーザーでとった場合、極々まれにに化膿することがあります。
(つかはらクリニック公式サイト)
ここまで読んでいただくと「ほくろを取って細菌に感染したらどうしよう!?どうすれば防げるの!?」と心配になるかもしれませんね。
あくまで私の考えですが、ほくろ除去後の傷が感染してしまうことについて、そこまで深く心配する必要はないかと思います。
私は今まで3か所の病院でほくろを取りましたが、病院によっては、ほくろが化膿することについて、特に何もお話しされませんでした。
また、病院によっては、炎症をおさえるための塗り薬を処方されるところ、されないところがありました。
私は、キズパワーパッドを貼る・貼り替えるときに水で洗うという方法でアフターケアをしたので、塗り薬は一度も使っていません。
ですが、取ったほくろが細菌に感染して、化膿してしまったことは一度もありません。
ただ、傷を汚れた手でベタベタさわるなど、感染リスクを高めることはしないようにしてくださいね。
赤みが消える期間
ほくろを取った実体験と、皮膚科や美容外科の公式サイトの情報から、赤みは約2~3ヶ月がピークで、約半年をすぎた頃から落ち着くことが多いようです。
取ったほくろが大きければ大きいほど、また皮膚を深く削るほど、赤みが強く出やすいようです。
ほくろ除去直後や、数週間たっても赤みが取れないときは「もしかして一生このままなんじゃないか・・・」なんて不安になることもあります。
ですが、約1年経つと落ち着くことがほとんどのようですので、まずは時間をおいて経過をみることをおすすめします。
私も赤みが気になってほくろの跡を何度も鏡で見たりしましたが、見ても赤みは消えないんですよね(笑)。
一日でも早く赤みが消えてほしい気持ちはよく分かりますが、あまり焦りすぎないのがよさそうです。
赤みが消えないときの対処法
新陳代謝が乱れないようにする
ほくろ除去後の赤み(=傷)が治るためには、お肌の新陳代謝が欠かせません。
できてしまった傷あとは皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が保たれていると順調に消えていきますが、この新陳代謝が乱れていると傷あとがなかなか消えないのです。
(ココカラクラブ公式サイト)
バランスのいい食事をする、ストレスを溜めないようにする、しっかり睡眠をとる、などで、新陳代謝を乱さないように気をつけてみてください。
時間が経つのをまつ
赤みが消えないときは、時間が経って自然に落ち着くのをまつのもいい方法です。
なぜなら、ほくろ除去後の赤みは、一日二日でおさまるものではないからです。
すりむいてできた傷や切り傷も、時間が経つにつれて徐々に治っていきますよね。ほくろ除去後の赤みも同じです。
どうしても気になって何度も鏡を見てしまうこともあるかもしれませんが(私もしました)、ひまな時間も何かに没頭して、ほくろの赤みを気にしすぎないようにすることをおすすめします。
赤みを隠すことはできる?
私の実体験ですが、ほくろ除去後の赤みは、コンシーラーやファンデーションで存在感をなくすことができました。
仕事や人と会う予定があって「赤みが目立つのが困るからほくろを取るか迷う」という方も、メイクで隠すことができるので、心配しすぎる必要はないと思います。