未成年や高校生が、ほくろ除去できる方法を調べました。
未成年・高校生のほくろ除去
ほくろ除去を未成年・高校生がする方法には、「病院で治療をうける」か「自分でとる(民間療法)」があります。
病院で治療をうける
まずは病院でのほくろ除去治療について説明します。
皮膚科や美容外科などの病院では、おもに、
- 炭酸ガスレーザー
- 電気分解法(電気メス)
- 切開法
という方法があります。
どの方法でも、病院でほくろ除去をするときは、親の同意(同伴)が必要です。。
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーというレーザーで、ほくろを削り取る方法です。
約1㎜から6~7㎜くらいまでのほくろを取ることができます。プクッと膨らんでいるほくろも、レーザーで取れます。
炭酸ガスレーザーをあてるまえに、ほくろに麻酔注射をうつので、レーザーの痛みはありません(麻酔は一瞬チクッと痛みます。腕にする注射と同じくらいの痛み)。
ほくろを取ったあとは、ポコッと小さな穴ができるので、約一週間ほどテープを貼る必要があります。
詳しくは「炭酸ガスレーザーでのほくろ除去とは-実際に体験した私が解説!」で説明しています。こちらも参考にしてください。
電気分解法
電気分解法とは、電気メスをつかって、ほくろを削り取る方法です。
約1㎜から6~7㎜くらいまでのほくろを取ることができます。プクッと膨らんでいるほくろも、電気分解法で取れます。
電気メスで治療するまえに、ほくろに麻酔の注射をうつので、治療自体の痛みはありません。
炭酸ガスレーザーと同じく、小さな穴ができますので、約一週間ほどテープを貼る必要があります。
詳しくは、「電気分解法(電気メス)のほくろ除去とは-実際に取った私が解説」で解説しています。
切開法
名前のとおり、メスでほくろを切開して、ほくろを取る方法です。
約7㎜を超えるようなやや大きめなほくろを取るときに、切開法が使われることがあります。
ほくろに麻酔の注射をうったあと、ほくろを切開し、切開した部分を医療用の糸で縫います。約一週間後に通院し、抜糸が必要です。
切開法でほくろを取ると、一本線のような傷跡が残る可能性があります。
自分で取る
ここからは、「もぐさ」や「カソーダ」とよばれるほくろ除去クリームを使った自分で取る方法(民間療法)を紹介していきます。
はじめに、民間療法と民間療法のリスクについて、簡単に説明させてくださいね。
自分でほくろを取る行為は、医療行為ではなく、あくまで民間療法です。
民間療法とは、自宅でできる治療法として、昔から言い伝えられてきたもののこと。
民間療法はいいもののように感じるかもしれませんが、「アロエで傷が治る」とか「水素水でがんが治る」のように、必ずしも治療できるわけではありません。
国民生活センターという国の機関は、もぐさやほくろ除去クリームについて、「古くからの民間療法的な方法でも危険が伴うので避けたほうがよい。」とコメントしています。
ネット上にあるたくさんのブログや口コミをみていると、どうやら民間療法でもほくろ除去はできることもあるみたい。
ですが、「やけどをして跡が残ってしまった」とか「逆にほくろが目立ってしまった」という口コミもみかけました。
メリットもデメリットもしっかり納得できた人だけ、これらの方法で除去するようにしてください。
個人的にも、未成年や高校生に、これらの方法でのほくろ取りはおすすめしていません・・・。
もぐさ
お灸に使われているもぐさをつかって、ほくろを焼き切る方法です。
ポコッと盛り上がっているほくろの「盛り上がり部分」だけ、ほくろが取れると考えています。
使い方を失敗すると、やけどをして、逆に跡が残ってしまうこともあります。使うときは、十分に注意してください。
もぐさについて詳しくは「もぐさでほくろ除去できる?メリット・デメリットは?」をご覧ください。
カソーダ
カソーダという名前のクリームで、ほくろを取る方法です。
おそらくカソーダのなかには、皮膚を腐食(溶かす)する成分が入っているため、ほくろ取りができると考えています。
カソーダは「ひまし油」と「重曹(じゅうそう)」できているので、自宅で自作することもできます。
カソーダでのほくろ除去は、「皮膚がガサガサになった」とか「ほくろが逆に目立った」などのリスクもあるようです。
詳しくは「ほくろ除去クリームの「カソーダ」でほくろは取れる?」をご覧ください。
精油ジェル
精油ジェルという、ジェル状の商品でも、ほくろが取れるとされています。
精油ジェルも、カソーダと同じで、皮膚を腐食する成分が入っているために、ほくろ除去ができるようです。
もぐさやカソーダと同じで「やけどをしたような跡ができた」や「まったくほくろが取れなかった」ということもあるみたい。
詳しくは「精油ジェルでのほくろ除去とはどんなもの?」をご覧ください。
未成年・高校生が病院でほくろ除去するときの注意点
あなたの親に「病院でほくろを取ってもいい?」と相談するまえに、これらのことができるか(納得できるか)どうかを一度考えてみてください。
- 顔に一週間テープを貼る
- テープ卒業後は3ヵ月~6ヶ月間日焼け止めを塗る
- 半年くらいは跡が目立つことがある
顔に一週間テープを貼る
炭酸ガスレーザーや電気分解法など、病院でほくろ除去の治療をしたあとは、約一週間くらいはテープを貼る必要があります。
なぜなら、ほくろを取ったところが傷(穴)になっているので、傷を保護したり、紫外線があたるのを防ぐためです。
ほくろがある場所にもよりますが、顔にテープを貼ると、ある程度は目立ってしまいます。学校の友だちから「どうしたの?」「もしかして整形?」なんて言われるかも・・・。
顔にテープを貼らなければならないことを、ぜひ覚えておいてください。もし気になるようなら、夏休み・冬休みなどの長期休みのときに治療することをおすすめします。
テープ卒業後は3ヵ月~6ヶ月くらい日焼け止めを塗る
ほくろを取ったところに一週間くらいテープを貼ったあとは、3ヵ月~6ヶ月くらいは、日焼け止めを塗る必要があります。
ほくろを取ったところに紫外線があたると、シミ(色素沈着)ができたり、ほくろが再発する可能性があるから。
せっかく勇気をだしてほくろを取っても、またほくろやシミができちゃったら、とっても悲しいですよね・・・。そうならないためにも、日焼け止めなどの紫外線対策は必須です。
病院によって「3ヵ月は日焼け止めを塗ってね」とか「6ヶ月は日焼け止めを塗ってね」など、指示される期間はちがいます。
ですが、最短でも3ヵ月くらいは、日焼け止めを塗りつづけることをおすすめします。
毎日の学校生活で、一日も欠かさず日焼け止めを塗る根気はありますか??
「毎日ちゃんと日焼け止めを塗れる」と思える人だけに、ほくろ除去をおすすめします。
半年くらいは跡が目立つことがある
「レーザーでほくろを取ったら、すぐにツルツルのきれいなお肌になる!」と思っている人もいるかもしれませんね。ですがそれはあやまり。
炭酸ガスレーザーや電気分解法でほくろ除去をしたあと、約半年くらいは、ほくろを取った部分が跡になって目立つと覚えておいてください。
ほくろ除去の治療をしたあと、まず、ほくろの部分に赤みがでます。色でいうと、赤ニキビみたいな感じ。
(赤みについての詳しい説明⇒「ほくろ除去の赤み|引く期間や消えないときの対処法」)
そのあとは、ゆっくりと赤みが落ちついてきて、やや茶色っぽくなります。そして、半年くらいかけて、まわりのお肌となじんできます。
ほくろ除去をする年齢
未成年もほくろ除去していい?
「どうしてもほくろを取りたい!」と思っても、「未成年のときに顔になんらかの施術をするのはダメなのかな?」と不安な人もいるかもしれませんね。
未成年や高校生も、ほくろ除去は可能です。
「未成年だから顔に傷が残ってしまう」とか「高校生くらいのときにするとデメリットがある」という情報は見たことがありません。
ちなみに、赤ちゃんのときに、炭酸ガスレーザーでほくろ除去を受けた人もいます。
何歳ごろするべき?
「未成年で顔のほくろを取っても問題ない?」とか「ほくろ除去するなら何歳がベスト?」と疑問をお持ちの方もいるかと思います。
ほくろ除去は、「絶対に何歳ごろにするべき!」という決まりはありません。
あえていうとしたら、ほくろを取りたいと強く思い、ほくろ除去の治療のメリットもデメリットも納得できたときが、あなたにとってのベストなタイミングかなと思います。
未成年・高校生のほくろ除去を親に同意してもらうには
親に同意してもらえない人は「どうやって納得してもらおうか・・・」と悩んでいるかもしれませんね。
私がおすすめしたいのは、「一度、一緒に診察をうける」こと。
ほくろ除去をしたことがない人(ご両親)は、治療について詳しく分かりませんよね。
「もしかして顔にでっかい跡ができるんじゃないの?」なんて、ネガティブなイメージばかり持っているかもしれません。
なので、ほくろ除去をしている皮膚科の診察に、親も一緒についてきてもらいましょう。
そして、皮膚科の先生にたくさん相談をして、親が気になることもどんどん質問しましょう。
そうすると、「それならいいかな」と、親も納得するかもしれません。
「そもそもほくろを取りたいっていうと、皮膚科に親がついてきてくれない」という人は、ほくろ以外の気になる病気(肌荒れ、ニキビ、あせもとか)のついでに、ほくろも見らうのがおすすめです。