ほくろこじらせアラサー女子がホクロを取ってみた。ほくろの知識から除去体験談までほくろまみれでお送りします!

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イボコロリでほくろ除去できない理由

ほくろの除去方法 自分で取る

イボコロリでほくろ除去できる?【噂の真相】

投稿日:2018年1月7日 更新日:

結局イボコロリでホクロは取れるの?取れないの?にお答えします。「もう手元にイボコロリ用意してるよ~」というあなたも、使うのはちょっと待ってください!!

 

イボコロリでほくろは除去できない

結論からお伝えしますと、私が調べた限りでは、イボコロリでほくろを取ることはできません。

理由は2点あって、

・ほくろの細胞がある場所までイボコロリの成分が届かない

健康な皮膚が炎症をおこし、ほくろ除去どころではなくなる

からです。

ただ、例外として、

・膨らみがあるほくろの、「膨らみ部分」だけなら取れる可能性がある

・ほくろでなくて、シミなら取れる可能性がある

かもしれない、ということに気づきました。

「いやいや!口コミで平べったいホクロも取れるって見たことあるけど!?」という方にも納得してもらえるように、ここから詳しく説明していきますね。

 

基礎知識

イボコロリでほくろが取れるの?を説明する前に、「そもそもイボとは?」「ほくろとは?」について少し説明させてください。

それと、「イボコロリでイボが取れる理由」についても簡単に書いています。

これをみていただくことで、「イボコロリでホクロが消えない理由」がより理解しやすくなりますよ。

 

ほくろとは

イボコロリでほくろ除去できるか-ほくろとは

ほくろとは、母斑細胞(ぼはんさいぼう)というほくろの細胞が、皮膚のなかでかたまったものです。

ほくろって、皮膚の上から爪でガシガシ削っても少しも取れないし、はがれないですよね?

これは、ほくろの細胞は皮膚のなかにあって、それが皮膚の上から透けて見えているもの=ほくろだからなんです。

ちなみに、母斑細胞(ほくろの細胞)は、生まれつきあるものもあれば、紫外線によってできることがあります。

ほくろができる原因について、詳しくは「ほくろが増える原因全部調べて分かった唯一の予防法!」ご覧ください。

 

イボとは

イボとは、「ヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルス」というウイルスに感染することでできる、皮膚のできもののことです。

イボコロリでほくろ除去できない理由-イボとは

怪我をしたりして皮膚に傷があると、そこからウイルスが入り込んでしまうことがあります。

そして、皮膚の「基底層(きていそう)」という部分の細胞に感染します。

 

イボコロリでほくろ除去できない理由-イボとは

感染した細胞は、まわりにある正常な細胞を押しのけて、どんどん増えていきます。そして最終的に「イボ」になります。

皮膚のなかには「イボの芯」ができていて、この芯を完全に取り切らないと、何度も再発することがあります。

 

イボコロリでイボが取れる理由

イボコロリでほくろ除去できない理由-イボコロリでイボが取れる原理

イボコロリには、主にサリチル酸という成分が入っています。

サリチル酸には、角質をやわらかくして剥がす、また、皮膚の角質にいる菌を除去するという効果があります。

イボコロリには、ウイルスに感染した細胞をやわらかくして剥がしてくれるサリチル酸が入っているので、イボを取ることができるんです。

 

イボコロリでほくろ除去できない理由

イボコロリの成分が届かない


イボコロリでほくろ除去できない理由-イボコロリが届く範囲

イボコロリに入っているサリチル酸という成分は、皮膚の角質層(かくしつそう)から基底層(きていそう)までしか届きません。(参考:日本美容皮膚科学会)

しかし、ほくろの細胞のほとんどは、基底層より奥深くに存在しています。

ほくろの分類(境界母斑・複合母斑・真皮内母斑)

上のイラストのように、ほくろは「ほくろの細胞がある場所」で3つに分類されています。

ほくろの細胞が、表皮と真皮の境界部分にあるものを「境界母斑(きょうかいぼはん)」。

真皮の境界部分から、真皮の浅い部分にあるものを「複合母斑(ふくごうぼはん)」。

真皮内のみにほくろの細胞があるものを「真皮内母斑(しんぴないぼはん)」。

境界母斑(きょうかいぼはん)は、ほくろの細胞が基底層にもありますが、真皮にもまたがっています。

そのほかのほくろは、ほくろの細胞が「基底層(きていそう)」よりも深い場所にありますよね。

つまり、イボコロリを塗っても、ほくろの細胞にはほとんど影響を与えられないんです。

 

炎症をおこす

イボコロリでほくろ除去できない理由-炎症をおこす

初めに説明しましたが、ほくろは「ほくろの細胞が皮膚のなかにあって、それが皮膚の上から透けて見えたもの」です。

ウイルスに感染した細胞がどんどん増えるためにできる「イボ」とは違い、皮膚には正常な細胞が存在している状態です。

そんな正常な細胞にイボコロリをぶかっけると、健康な皮膚がやわらかくなり、火傷のような炎症をおこし、ぽろぽろと剥がれることがあります。

炎症がひどいと、「炎症後色素沈着」という、シミのような跡が残ってしまうことも。。

イボコロリが皮膚についても、すぐに拭き取れば、皮膚の奥まで浸透していないのでそこまで影響はないかもしれません。

しかし、つけた量が多かったり長い時間放置してしまうと、やはり炎症がおきやすくなります。

「どうしてもホクロが消え去ってほしいの!」と思ってイボコロリを使っても、ホクロを消し去るまえに健康な皮膚に影響がでてしまい、ほくろ除去どろこではなくなってしまうと思うんです。

(「思う」と書いているのは、実際に私がイボコロリでほくろ除去を試していないからです。試す勇気がありませんでした、ごめんなさい…。)

ちなみに、イボコロリの説明書にも、以下のように書かれています。

本剤が健康な皮ふに付着すると、その部分も白く軟化し、痛んだりするので、もし、ついた場合にはすぐにふきとってください。特に、指の間に塗布する場合は薬液が乾くのを確認してください。

イボコロリ使用上の注意/ケンコーコム

試すにしても、「跡が残ってもまったく問題ない場所」から試してみてはいかがでしょうか。

 

イボコロリでシミなら取れる?

2ちゃんねるなどの掲示板を見ると、「私はイボコロリでホクロが取れたよ!」というコメントがたくさんあります。

こんな書き込みをみると、「やっぱ取れるんじゃん、嘘つくなよ」って思われるかもしれませんね(汗)。

その人が取れたものはほくろではなく、シミの可能性が高いのではないかと考えられます。

イボコロリでほくろを取った人をじぶんの目でみた訳じゃないので、あくまで推測ですが。。

なぜかと言うと、シミ(メラニン色素)は皮膚の浅い部分に存在しているため、イボコロリに入っているサリチル酸がじゅうぶんに届くからです。

ほくろとシミの違い―シミとは

シミのもとである「メラニン色素」は、基本的に、皮膚の「表皮」部分にたまります。

イボコロリに入っているサリチル酸は皮膚の基底層までは届くので、メラニン色素とともに皮膚がはがれていった、という可能性は否定できません。

 

ほくろの膨らみだけなら取れる?

ぷっくり盛り上がったほくろの場合、膨らんだ部分だけならイボコロリで取れる可能性がないとは言えません。

2ちゃんねるにて、以下のような書き込みがありました。

イボコロリで2ミリ程度盛り上がってるのをやってみた

結果としてはかさぶたのようになってポロリと取れたけど
綺麗に平面にはならず、盛り上がりは残るし、痕も少々残る

コツはホクロのみに液が浸透するようにする
超高難易度だけど、、、、

後はこれがどの程度目立たなくなるかだけど、
綺麗にとりたいのなら病院へ行ったほうがいいってのが結論かな

結論は自己責任ですよ

何度かご説明の通り、サリチル酸には「皮膚をやわらかくしてはがす」効果があるので、ホクロの膨らみ部分が取れる可能性はあると言えます。

しかし、投稿者の言葉どおり、跡が残る可能性が高いでしょう。

なぜなら、「イボコロリはほくろの細胞がある場所まで届かない」の項目で説明した通り、イボコロリの成分は、ほくろの細胞がある場所まで浸透しないから。

ほくろがぜんぶ取れないのは目に見えているので、膨らみがあるほくろであっても、イボコロリの使用はおすすめできません。。

 

イボコロリ以外でおすすめの除去法

イボコロリ以外に自分ででほくろを取る方法は、もぐさ、カソーダ(ほくろ除去クリーム)、ウバイ精油膏(せいゆこう)などがあります。

私も興味があったのであれこれ調べてみましたが、どれも民間療法(医療行為ではなく、昔からの言い伝え)なので、費用がとにかく安いぶん大きなデメリットがあると感じました。

あなたにおすすめしたいのは、お決まりではありますが「病院での除去」です。

自分で取るよりも費用はかかりますが、何度もほくろを取った経験のあるお医者さんのもとで、正しい治療法で取る。

そうすれば、予想しえないリスクを心配する必要はまったくいりません。

皮膚科や美容外科でうけられる除去法を「ほくろ除去方法を完全比較【炭酸レーザー・電気メス・切開・ルビー】」でまとめています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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